成人式のマナーと振袖着用ルールとは?
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  1. 成人式のマナーと振袖着用ルール

成人式で注意したいマナー振袖着用のルールとは?

成人式に振袖を着ることが大切にされているワケ

成人式に振袖を着ることが大切にされているワケ

成人式には振袖を着るのが当たり前だとずっと思っていましたが、友人が「私はスーツを着ようかな」と言っていたのを聞き、そういえば何で成人式といえば振袖なんだろう?という疑問が湧きました。そこで、なぜ成人式には振袖を着るようになったのかを調べ、まとめてみました。

振袖とは袖の袂(たもと)が特に長い着物のことです。成人式に振袖を着る理由の1つめは、振袖は伝統的に「未婚女性が着る第一礼装」とされているからです。現代で振袖と呼ばれている着物が誕生したのは江戸時代。袖が長くなった理由ですが、踊りを披露するときに華やかで美しいから、というのがもっとも有力な説とされているようです。そんな振袖ですが、袖が長く日常には不向きということもあり、明治以降は未婚女性の正装として定着していきました。

加えて振袖には「厄払い」の意味も込められています。長い袖を振ることによって厄を払うため、成人式や結婚式など人生の門出にふさわしいとされているのです。

次に、振袖が未婚女性のものとされているのはなぜか?についても調べてみました。

実は振袖には「愛情表現のサイン」が隠されていました。昔は女性から愛情表現を言葉にするのはNGとされていたので、男性に対し振袖の袂を左右に振ることで「好き」、前後に振ることで「嫌い」というサインを送っていたのです。もともとは踊り子がしていた仕草ですが、それを未婚女性が真似たことが始まりだとか。そして既婚女性は袖を振る必要がないため、袖を短くして留袖にしました。このような歴史があって、現代でも振袖は未婚女性が着るものとされているのですね。

いかがでしたでしょうか。振袖に込められた意味を知ることで、成人式に振袖を着ることがますます楽しみになりませんか?

振袖での所作・マナーについてご紹介!

日常的に着物を着ている方はとても所作が美しくて憧れますよね。管理人は着物のマナーやルールを事前に調べることなく成人式に臨んだところ、階段の昇り降りやトイレであたふたしてしまいました…。こちらのサイトを読んでいる皆さんにはそんな思いをしてほしくなかったので、押さえておいてほしい着物の所作・マナーをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね!前撮りなどで成人式前に着用する機会があるときは、ぜひ練習してみてください。

出典:笑顔創造写真館nicoショップブログ
・歩き方

歩幅は洋服の時に比べ小さくするのが基本です。膝を少し内側に向けるように(内股気味になるよう)意識すると歩きやすくなります。腕は軽く曲げるようにすると、さらに自然で美しくなりますよ。

・椅子に座るとき

袖を二枚重ねて左手で持ちます。そして裾がはだけないよう右手で押さえながら、静かに腰かけます。成人式で用意されている椅子には背もたれがついていることがほとんどですが、背筋を伸ばして浅く腰掛け、もたれないのが正解。帯が崩れるのを防ぐ意味もあります。腰をおろしたあとは、袖は汚れないよう膝の上に重ねておきます。

・車の乗り降り

乗り込むほうの反対側に袖をまとめて持ちます。後ろ向きに浅く腰かけたら、足を揃えた状態で体を回転させるようにして乗り込みます。このとき、ドアの上部に頭をぶつけないように注意してください。袖は膝の上に重ねて置きます。やはり帯が崩れないよう、浅く腰掛けて背筋を伸ばし、背もたれにはもたれないようにしましょう。

・階段の昇り降りをするとき

長い袖を引きずらないよう気を付けます。袖を二枚重ねて左手で持ち、床につかない高さまで持ち上げてます。また裾を踏まないように、右手で着物の端を軽くつまむようにしてゆっくり昇り降りします。このとき裾を上げすぎないよう気を付けてください。

・グラスを持つとき

パーティーの席では乾杯をすることもありますよね。このときグラスを高くかかげると、袖口が開いて腕が見えてしまい、上品でなくなってしまいます。グラスを持つのと反対の手で、袂をそっと押さえてください。

・トイレに行くとき

まずは袖が下につかないよう処理します。袖を重ねて帯締めや帯の中に挟みこみます。洗濯ばさみやクリップで留めるのもおすすめです。次に裾の上前・下前・長襦袢・裾よけの順で1枚ずつはがすように持ち上げ、手で1つにしっかりまとめておきます。トイレを済ませたあとは、持ち上げた順と逆に1枚ずつ戻していけばOKです。

美しい所作が身に付くことは着物の醍醐味でもあります。完璧でなくてもかまいませんので、ぜひ意識してみてくださいね!

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